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YOUNG ARTISTS' BOOKS PROJECT from 2006
PEPPER'S PROJECTは様々なジャンルの日本の新しい世代のアーティストたちの可能性を積極的にサポートし、メッセージ化することをめざし1998年にスタートしました。 そして1998年に同時にTokyo にPepper’s Gallery を開設し、1998年から2013年( Pepper’s Gallery 閉廊) までギャラリープログラムと同時にギャラリー以外の開かれた場にも様々なアートプロジェクトを展開して来ました。 そのなかの一つが2006年にスタートしたYOUNG ARTISTS’ BOOKS PROJECTです。若いデザイナーやアーティストたちが個人でPCとPrinterを持ち始めたのが2000年頃からです。そこでかれらがはじめたのが自分でプリントして自分で製本するかたちでの本作りです。 その流れに気つき2003年にPepper’s Project Exhibition ” COMMUNICATION ART_Rading”をスタートさせました。 当時のメッセージコピーです。・・・・・・・ひととひとがどうふれあうか、ひととさくひんがどうふれあうか、そこからなにかがうまれ、なにかがはじまる・・・・・・・というテーマでスタートしたコミュニケーションアート展。2003年よりReading リーディング をテーマに新しい世代のあらゆるペーパーメディアとデジタルメディアをプレゼンテーションするプログラムを展開をスタートさせます。・・・・・・・ そしてますます強くなるその流れのさらなる展開して2006年にプロジェクトを立ち上げました。

YOUNG ARTISTS’ BOOKS PROJECT デジタル技術、機器の進化により、嘗て考えられなかったほど本作りか容易になり、アーティストブックという新しいジャンルが若い世代のアーティスト達を中心に世界的に広がろうとしています。このプログラムは、本というパブリックなメディアからプライベートなメディアへのあらたな展開へのプロジェクトです。アーティストが自らのメッセージを伝える方法として、本という形態はコミュニケーションメディアそのものである事。そしてアーティストによりマルチプルなかたちで様々な少量生産の魅力的な本が生み出されていく可能性があること。それは、従来の発行部数によって全てが決まるパブリシティーの世界(パブリックなメディア世界)へ個から発したプライベートなメディアが豊かに入り込んでいく可能性を意味します。 プログラムは毎年11月 ペッハーズギャラリーのReading展でスタートし、翌年1月TOKYO 紀伊國屋書店南店でのYOUNG ARTISTS’ BOOKS FAIRを経て、3月ニューヨーク、NY紀伊國屋書店をはじめトレンドエリア数カ所の書店でJAPANESE YOUNG ARTISTS’ BOOKS FAIRとして、日本のアーティストブックの形成と普及に向けてプレゼンテーションするトラベリングプロジェクトとして展開して来ました。 特にニューヨークではNY紀伊國屋書店をコアに、毎年9月にMOMA PS1で開催されるTHE NY ART BOOK FAIRを主催している世界のアーティストブックを扱うNPOスペースのPrinted Matter、ニューヨーカーに評価の高いイーストビレッジにあるSt. Marks Bookshop、ブルックリンのキャロルガーデンにあり、ポール・オースターなどアメリカの著名な作家のリーティングイベントなどを行ったりするBOOK COURTなどNYのエリアの異なる複数の書店で開催して来ています。さらに2015年6月にはベルリンでも展開しました。